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プリンセスを護衛

第18章 私があなたを守る。

「優馬、優馬っ!」

「ウッ!」

優馬は目を覚ました。
そばには美憂がいた。

「美憂…」

「大丈夫?」

「ああ。ところであいつは?」

「逃げた。」

美憂の顔を見た優馬は目を丸くした。
美憂の頬が赤く腫れ上がっていた。

「ど、どうしたの?その頬?」

「ああ、これね。あいつに飛び掛かった時、平手打ちされてね。」

そう言われて優馬は気絶する前のことを思い出した。

(あのパンッって音、平手打ちの音だったんだ。)

「全く、優馬が気絶するもんだから相手を撃退するの大変だったんだから。」

「…、先生を撃退できるお前なら護衛も必要ないと思うけど?」

「だって祖父が勝手に護衛つけるんだもの。」

「そうか。ところで美憂、」

「ミュウって呼んでいいよ。」

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