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プリンセスを護衛

第18章 私があなたを守る。

「???」

「母がそう呼んでたの。美憂って呼びにくいからさ。」

「何で僕に?」

「あんたにそう呼んでほしいの。」

美憂が顔を背けながらそう言った。
優馬はよく訳が分からなかったが何も言わなかった。


その日は結局犯人が分かっただけで4人の居場所も教授の逃げた場所も分からなかった。


優馬は美憂を連れて帰った。美憂の自宅につくと結木が飛び出して目を丸くした。

「どうしたんです?頬が赤くはれて!」

「大したことないわ。ちょっとね。」

美憂はそう言って部屋に入ろうとした。しかし、部屋に入る前に優馬の方を振り返った。

「?」

「優馬、これからは私もあなたを守ることにするわ。お互い様ね。」

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