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プリンセスを護衛

第18章 私があなたを守る。

「ミュウ!」

「あ、呼んでくれた。」

美憂は笑うと優馬に言う。

「言ったでしょ。お互い様ねって。私もアンタを手伝う。」

「バカ言うなよ。危ないだろうが。」

「バカ言ってるのはそっちでしょ。私があの時助けなかったらどうなってたと思ってるのよ。」

そして結木を見て言う。

「ね、お爺様いいでしょ?」

「仕方ないな。くれぐれも無茶だけはよしてください。」

結木は美憂にかなり甘かった。
そして優馬に言う。

「美憂を頼みます。千葉優馬さん。」

「分かりました。」

優馬は大きく頷いた。
美憂が出て行くと優馬は言った。

「結木さん、少しお借りしたいものがあるのですが…。」

「何でしょう?」

優馬が言うと結木は目を丸くした。

「何でそんなもの…。」

「お願いします。」

そう言って優馬は頭を下げた。

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