テキストサイズ

プリンセスを護衛

第3章 美憂へのドッキリ?

翌日、優馬は黒コートに帽子、サングラスというどこから見ても危ない人という恰好で車に乗り、美憂を待ち伏せしていた。
美憂が家から出てきた。優馬は車から降りようとした。
その時だった。
大きな車が、美憂の前に止まり、中に乗ってた大柄な男が美憂を車の中に引きずり込んだ!

(今のを拉致ったっていうんじゃないか?)

「ヤバいっ!」

優馬は、慌ててアクセルを思いっきり踏み込んだ。車は急発進したが、かまってるヒマはない。見失ったらおしまいだ。
優馬はかなり飛ばしていた。完全に免停のスピードだ。かなり危険なカーチェイスである。

(ところであいつら美憂をどこに連れて行く気だろう?)

優馬は少し心配になった。

(どこか埠頭の倉庫だったりして。)

「けーさつに知らせようか…?」

(でも、それはある意味危険か。)

ストーリーメニュー

TOPTOPへ