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プリンセスを護衛

第21章 長編 冬の関西紀行

「え?」

泉のショルダーバックについた迷子ワッペンのシールを見ていた。
優馬はジッとそれを見ていた。

(泉の…。たしか大地の番号が入力されてるよな…。待てよ、大地が携帯を仕込んでる場所って…)

優馬は叫んでいた。

「これだ!これだよ!」

そして夕人に言った。

「三橋!ありがとう!」

「???何が?」

それには答えず泉に言った。

「泉さん!それで大地に連絡取ったら…」

泉はおろおろでとんちんかんな答えをした。

「私、大地の番号知らない…。」

「何言ってるんだ。それに大地の番号が入ってるんだろ!」

「ああ、そっか。」

そう言うと泉と優馬は迷子センターへ駆けて行った。夕人が慌てて2人を追いかけた。



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