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プリンセスを護衛

第24章 長編 春には愛媛で

「あはは…。そ、そうだよね。」

優馬が慌てたのを隠すように笑いながら言う。
美憂は俊に聞いた。

「なぜ、『坊ちゃん団子』?普通の団子とどこが違うの?」

「松山は夏目漱石の小説「坊ちゃん」の舞台。小説の名にちなんだものがたくさんあるんだ。『坊ちゃん列車』とかね。」

「なるほど。」

4人は団子を買い、抹茶を飲み、その日はのんびり足湯に入ったりとまったり気分を過ごした。

夕方になると優馬があらかじめ伝えてくれていたようで自分の実家に泊めてくれる様だった。

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