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プリンセスを護衛

第24章 長編 春には愛媛で

「ミュウ、お前もうちょっとマシなことを言えないのか?」

なんだかんだ言いつつ常設展示を見に行った。


まずは2階の展示室1に入った。大きな竪穴式住居が目を引いた。

「縄文時代の住居ね。これ、中に入れるの?」

泉が聞く。

「入れるんじゃないか?中に魚料理の模型的なものがあるし。」

俊が答える。

「入るんならこれ着れば?」

美憂が掴んでいるのは竪穴式住居の入り口にあるハンガーに掛かっていた縄文時代の人が着るような服だ。

「これ?服の上から着るの?」

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