テキストサイズ

プリンセスを護衛

第24章 長編 春には愛媛で

優馬が連れて行ってくれたのは「体験学習室」だった。

「ここな、昔の遊びが出来たり、土器パズルとか琴とかもあるんだ。」

美憂はツンとして子供っぽいと言っていたが泉が琴を弾き、優馬と俊が「貝合わせ」で遊びだすと1人でいるのも退屈になり、土器パズルをし始めた。


「僕の勝ちだな、成瀬。」

優馬の周りには綺麗な絵が描かれたハマグリの貝が置いてあった。

「また負けた。」

神経衰弱に似たゲームだが神経衰弱より複雑な絵のためか俊には難しかったらしい。
美憂は土器パズルをし終わると泉の横に座り込んだ。
泉は気にすることもなく琴を弾いていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ