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プリンセスを護衛

第24章 長編 春には愛媛で

十二単はお嬢様として育った美憂にはとても似合っていた。

「様になってるよ。」

「かわいいね。」

「似合ってるよ。」


優馬、泉、俊が口々に言う。他の客たちも言いだした。

「あの子、すごいカワイイ。」

「十二単がすごい似合う人っているのね。」

美憂は少し恥ずかしそうに顔を赤らめた。まんざらでもない様子だった。

その少し向こうから男2人組が遠巻きに美憂を見ていた。

「あれが結木家の美憂か?」

「結構、可愛いじゃん。」

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