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プリンセスを護衛

第24章 長編 春には愛媛で

優馬が突き飛ばされたのを見て、相手の気性の荒さが分かった俊は優馬が護衛だとわかったら優馬を狙ってくると思い、自ら名乗り出たのだ。

「ふーん、勇気があるな。そこの男子。」

男が笑い、続けた。

「ただ名乗り出てもいい事なんてないよ。こっちにとって都合がよくなるばかりだ。」

そう言って、もう1人の男に命じた。
相手が銃を構えた。

「成瀬っ!」

優馬が叫び、2人一緒に床に転がった。

「おい、降ろせ!」

男が運転手に怒鳴った。

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