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プリンセスを護衛

第24章 長編 春には愛媛で

「は、はい…」

運転手は扉を開けた。
男は後ずさりをするように美憂を抱えながら下りていく。
優馬は地面を見てハッとした。

(水たまり…。そうだっ!)

相手は水たまりに気付いてない。そのまま後ろに下がると突っ込むことにも…。
優馬は何気ない感じで言った。

「雨が降ったんだな。」

そして美憂にウインクした。

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