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プリンセスを護衛

第4章 初仕事!美憂を救出しろ!

「許すよ。」

「え?」

「許すって言ってるでしょう!とっととそのサングラス連れて帰ってよ!」

いつもの美憂らしいキツイ口調で言う。

「あと、二度と私の前に現れるんじゃない。また現れたりしたら…、」

「僕が黙ってないからな。」

優馬が続けて言う。
2人は優馬の空手センスと美憂の殺気立った目に怯えて逃げ出した。

「美憂。」

「言っとくけど、私、アンタに助けてもらわなくても大丈夫だったんだからね。」

優馬は美憂のそんな子供っぽいところがおかしくて笑ってしまった。
「何よ。」

「いやいや。別に。」

横目で自分を睨む美憂を見ながら優馬は微笑んでいた。

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