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プリンセスを護衛

第30章 映画までの時間

「え?ええ、ちょっと。」

正直なところ優馬が護衛だとは言いにくかった。
優馬がうまく言ってくれた。

「先輩だよ。大学の。」

学部は違うとはいえ、事実だから特に問題はなかった。

「で何してるの?」

美憂が聞くとなんでもない風に答えた。

「携帯を治してもらいに行って、その後昼食、食べようと思ってね。」

「へえ。そう。」

「何だよ。」

「泉さんとデートかなって。」

「まさか!」

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