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プリンセスを護衛

第5章 帰りに車の中で

優馬の片思いの女の子の名は
香川泉(かがわいずみ)。凛とした優等生タイプで確実にモテるタイプだ。
美憂が言ったことも完全な的外れではなかったが、今の優馬には結構グサッと来たのだった。

「優馬、どうしたの?」

「え?」

「なあに?さっきのことで落ち込んでるの?」

「バ、バカ言うなっ!」

「でも本当のことですもの。」

「黙れっ!!」

優馬の大声にさすがの美憂もびっくりして黙り込んだ。
優馬もハッとなって言った。

「ゴメン…。」

そして、家の前で停まると
「今日はこのまま帰る。」と告げ帰って行った。

家に帰った優馬は自室へ行くとベッドにゴロンと横になった。
男の子の部屋にしてはキチンと整理されたスッキリした綺麗な部屋。

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