テキストサイズ

プリンセスを護衛

第36章 長編 大学生の夏はちょっと贅沢?

美憂はそれを拾い上げプールの方に目を走らせた。
イルカが水中から顔をだし、鼻先を突きだしていた。
それを見た6人は顔を見合わせて笑い出した。とても可愛らしかったのだ。
美憂はバスケットボールのシュートの形でイルカのプールにボールを投げ込んだ。
イルカは鼻先ボールを投げ返す。
また美憂が投げる…。
絶妙なコンビネーションプレー。
そのプレーに拍手が沸き起こった。
美憂はイルカのプールにボールを投げ入れると「じゃあね。」とイルカに手を振り、離れて行った。

「美憂ちゃん、見事なもんだね。」

「本当にね。私も出来たらなー。」

優と泉が美憂に声をかけてきた。
美憂は少し恥ずかしそうに顔を赤らめて笑った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ