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プリンセスを護衛

第36章 長編 大学生の夏はちょっと贅沢?

「ああっ!あの水が下から上に上っていってる水の流れを描いた絵でしょう?私、結構あの絵好きよ。」

4人が盛り上がっているにもかかわらず我関せずと言う顔で黙っている人がいた。
大地だ。
同級生の優は少し気になるようでしきりに話しかけていた。

「ねえ大地、何かあったの?」

優が話しかける。

「うるさいっ!」

優が驚いて目をパチクリさせた。
泉が驚いて大地を止めた。

「大地、どうしたのよ?さっきから。」

「…別に」

そっけない大地の態度に優馬たちは互いの顔を見合わせていた。

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