テキストサイズ

プリンセスを護衛

第36章 長編 大学生の夏はちょっと贅沢?

「…なあ、大地」

俊が声をかけた。

「嫌なことでも思い出したか?」

「は?」

(いきなり何を言い出すんだよ。成瀬…)

優馬はそう思いながら成り行きを見ていた。
大地は少しの間うつむいていたがやがて黙って頷いた。

「俺ってさ、割と女顔だろう?昔買ってもらったテディベアのキーホルダーがお気に入りでさ、高校のバックに付けてたことがあるんだ。その時からからかわれたこと思い出してさ。」

大地は少しして優に謝った。
優馬は驚いて俊を見た。

「成瀬、」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ