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プリンセスを護衛

第37章 白い手紙

美憂は俯いていた。
優馬は優しく笑うと美憂を促して引き返した。
屋敷の戻ると結木がホッとした顔でやって来た。

「お嬢様、勝手にいなくならないで下さいよ!」

「ごめんなさい」

美憂は謝ると結木に促されて自分の部屋に引っ込んだ。
もう結構遅い時間である。
いつもの優馬ならとっくに寝てる時間である。

「終電、無くなるので帰ります。」

優馬はそう言ったが結木が止めた。

「泊まっていってください。展望台のことを考えると心配ですし、この屋敷の家主は私なので心配いりません。」

優馬はお言葉に甘えて泊まることにした。

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