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プリンセスを護衛

第39章 悲しい真実

優馬から美衣を名乗っていた女性の名を聞かされた圭太は驚いた顔をした。

「…美憂ちゃんに言うべきかな。」

「言うなっ!」

圭太が呟いた言葉に対して優馬が怒鳴った。
周りの人々が何事かとこっちを見るが優馬はお構いなしだ。
それほど必死だった。

「でも、真実を知る権利は…」

「ミュウが悲しむ顔なんて僕は見たくないんだ。もうたくさんだ!」

優馬はそう言うと走って行ってしまった。
後に取り起こされた圭太はため息を吐いた。

「優馬さんはどうしたの?」

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