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プリンセスを護衛

第39章 悲しい真実

いきなり隣から声をかけられ驚いて顔を上げると黒髪の男の子が圭太を見ていた。
大地だった。
香川泉の弟で圭太の1つ上だ。
つまり優馬の1つ下である。

「圭太?」

「あ、いえ。」

圭太は迷った末に言った。

「大地さん、」

「ん?」

「あの、もし…。もし、伝えるべきことがあるけど伝えたくない時どうするべきだと思いますか?」

大地は一瞬キョトンとしたものの答えた。

「その事柄によるかな?本当に言わなきゃいけないか、別に言う必要が無いか。」

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