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プリンセスを護衛

第7章 探偵と騎士

その時、泉が騒ぎに気付いてやって来た。

「い、泉さんっ!」

ピタッ

泉が立ちすくんだ。
真っ青になってうずくまるとそのまま泣き出してしまった。
しばらくすると、学生課の主任がやってきて手早く処理してくれた。

「演劇は中止か…。」

ガッカリしたように美憂が言う。

「そうだろうな。あんなことがあったんじゃ、仕方ないだろう。」

優馬と美憂は銅像の前で話し合ってた。

「ん?」

キラッと光るものが優馬の目に入った。
屈んでハンカチで拾ってみると銀色の小さなピアスだった。

「優馬…。」

「美憂、帰れ。」

「は?優馬はどうするの?」

「犯人を見つける。」

「何言ってるのよ。探偵にでもなったつもり?あんたは私の護衛だからそのバイトをしてりゃいいの!」

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