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プリンセスを護衛

第42章 アピールタイムと俊?

俊の怪訝な顔に気付いたのかイケメンが言った。

「お前、ミスターコンに出るんじゃないのか?」

ようやく口から手を離された俊は口を開いた。

「『俺は』出ない!」

「人違いか。」

大柄が俊を離した。
イケメンは「悪かった」と言うと大柄を促して去っていった。
俊は立ち上がると木に寄りかかった。
自然と体が小刻みに震えていた。
怖かった、ハッキリ言って。

「震えが止まらない…」

俊は呟きその場にしゃがみ込んだ。

「一体あいつらは…」

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