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プリンセスを護衛

第7章 探偵と騎士

2人は大学の食堂て話していた。

「ところで名前は?」

「僕は法学部2年の千葉優馬。」

「じゃあ、一つ俺より上だ。俺は人文学部1年の香川大地(かがわだいち)。」

「か、香川?」

「そ。香川泉の弟。」

「ああ、なるほど。」

「ところでさ、その恰好…?」

優馬はずっと気になっていたことを言った。大地は何のつもりか知らないがずっと赤いマントを付けていた。

「ああっ、忘れてた!俺も演劇部で騎士役で衣装着たままだったから。」

かなりのドジッ子らしい。

「優馬さんの帽子、ホームズみたいですね。」

「ああ、これ。」

前、買い物に行った時、一目で見惚れて買った茶色のチェックの帽子。

「僕は探偵さ。」

少し気取って優馬が答えてみた。

「じゃあ、俺はナイトだ。」

大地が返した。

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