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プリンセスを護衛

第7章 探偵と騎士

いきなり後ろから突き飛ばされたもんだから優馬はこける形になってしまった。
倒れた拍子に今まで手に持ってた銀のピアスが落ちた。
優馬を突き飛ばした男子はとっさにピアスを拾って立ち去ろうとした。
しかし、優馬がそうはさせなかった。素早く立ち上がると、慌てて逃げようとする男子の肩をつかんだ。

「おいっ!お前どういうつもりだっ!」

振り返った男子は黒髪でキツイ目が特徴的な男だった。

「どういうつもりもなにも。ただ、お前が犯人かと思ったもんだから、つい…」

優馬は少し息をついて言った。

「つまり、僕がずっとここに居たもんだから犯人と勘違いしたと。そういうことだね?」

「ああ。そういうことだ。」

そう言って男子は

「犯人捜すなら手伝うよ。」

と言ってきた。

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