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プリンセスを護衛

第47章 文化祭 3年生

「それだ!」

「は?」

「優馬の良い所。」

優馬は静かに聞いていた。
夕人の声は優しく、聞いていて心地が良かった。

「優馬、お前は良い所がたくさんある。もっと自分に自信を持て。」

そう言って夕人は電話を切った。
優馬は電話を見つめていた。

「僕には良い所がたくさんある?」

優馬は窓から外を眺めて少し笑った。
明日は笑顔でみんなと話そう。
そう決意した。

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