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プリンセスを護衛

第50章 番外編 演劇部の出し物

「悪いけど私、あなたと結婚できません。」

優姫はきっぱりそう言うと

「もう帰らせていただきます。」

と言い城を出ようとした。
その時、腕を掴まれた。

「っ!」

「あなたを帰す気はないんですよ、優姫。」

「なんですって!」

「おとぎ話ならこの後にお姫様は王子様と結婚して幸せに暮らしましたとさになるんだけどね。」

優姫は恐ろしくなりブルブルと震えだした。
その時だった。

「止めろ!」

凛とした声が響き、長身の王子が吹っ飛ばされた。

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