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プリンセスを護衛

第51章 文化祭 優馬

優馬は真中まで来た。
ここでパフォーマンスをすることになっている。
優馬はまっすぐ前を見ると左足を右足にかけクルッと一回転した。
そして笑った。
練習した笑顔より最高の笑顔だ。
夕人はつくづく優馬の顔をみた。
端正で綺麗な顔である。
高校の時はあまり目立たなかった優馬がこんなに大勢の前でしかもメインのイベントに出ているなんてある意味信じられなかった。

「夕人さん?」

美憂に声かけられてハッとした。

「何?」

「優馬はアピールタイム何するのか聞いてない?」

「美憂ちゃんは聞いてないの?」

「分からないから聞いてるんだけど?」

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