プリンセスを護衛
第52章 サイドストーリー 紅葉の栞
秋になるとキャンパスは紅葉色と銀杏色に色付く。
2時間目が終わり食堂までの道を成瀬優は木を見上げながら歩いていた。
昼休みは食堂が混雑するのを知っていた彼女は昼食は時間をずらして空コマの3限に食べることにして談話室で読みかけの小説でも呼んでようとしたが…
「うそぉ…」
座るスペースが全くない。
優が1年生であった去年はこんなことは無かった。
今年の1年生が真面目なのだろうか。
仕方なしに優は紅葉の木の下のベンチに腰かけて本を読みだした。
日の光で本を読むのはあまり目によくないのだが。
優が本を開いた途端だった。
「あら?」
ヒラリと紅色の紅葉の葉が本の上に落ちてきた。
2時間目が終わり食堂までの道を成瀬優は木を見上げながら歩いていた。
昼休みは食堂が混雑するのを知っていた彼女は昼食は時間をずらして空コマの3限に食べることにして談話室で読みかけの小説でも呼んでようとしたが…
「うそぉ…」
座るスペースが全くない。
優が1年生であった去年はこんなことは無かった。
今年の1年生が真面目なのだろうか。
仕方なしに優は紅葉の木の下のベンチに腰かけて本を読みだした。
日の光で本を読むのはあまり目によくないのだが。
優が本を開いた途端だった。
「あら?」
ヒラリと紅色の紅葉の葉が本の上に落ちてきた。