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プリンセスを護衛

第9章 犯人は?

パタパタッ…。

「ハアッハアッ!」

優馬は走っていた。運動神経が良く、大学生の優馬は体力に自信があったが相手は息遣いも感じさせず、その上的確についてくる。

(一体、何なんだよ。)

優馬は曲がり角を曲がり、電柱の陰に隠れた。
相手は止まり、キョロキョロ辺りを見回した。
優馬はいきなり電柱の陰から飛び出すとローキックをお見舞いした。

「うわっ!」

相手は声を上げその場に伸びてしまった。

「フーッ」

息を突いたのもつかの間、今度は後ろから飛び掛かられた。

「うわっ!何なんだよっ!離せよっ!」

優馬は暴れたが相手の方が力が強い。

(何で?空手が効かないなんて。)

優馬は考えたがその答えが出る前に意識を失ってしまったのだった。

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