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プリンセスを護衛

第9章 犯人は?

「うう…」

優馬は目を覚ました。

「気づいたか」

目の前には見たことある男の子がいた。

「法学部の人ですね。誰さん?」

「成瀬だ。千葉くんだな。」

「…。」

優馬はキツイ顔をしていた。

「まあ、怒るのも無理はないか。いきなりこんなことしたからね。」

「どういうつもりだよ?」

「ただ余計な詮索をするなってこと。」

「なぜ、こんなことするのかこっちが聞きたいね。香川さんを脅すのか、教えてくれよ。」

「妹が香川泉に主役を奪われたから。」

「妹ってことは1年だな。」

「そうだ。あの子は香川泉より演技がうまいのになぜ…」

「それはまだ1年生だからさ。」

入り口から声がした。

「大地っ!」

優馬はびっくりして叫んだ。
後ろには泉がいた。

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