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「千葉くん、劇に出て見ない？」

「は？」

優馬は驚いて顔を上げた。
泉が言っているのは１２月のクリスマス公演のことである。
演劇部は大体は部活内で出演者を決めるのだがクリスマス公演だけは違った。
誰でも参加ＯＫ！である。

「劇って僕やったことないよ。」

「大丈夫。私と優ちゃん、大地でサポートするから。ね？」

泉が優に言った。
少しボーっとしていた優はハッとなり返事をした。

「えっ？ええ。」

優馬は困った顔をした。

「僕だけ？素人って。」

「まさか！これから誘うつもり。」

それを聞き少し安心した優馬であった。