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プリンセスを護衛

第53章 番外編 学校革命

「別に。」

「僕の部活について何か知ってる。だから僕に確認してるんじゃない?」

「…」

圭太は何も言えない。
優馬の眼鏡の奥の茶色い目が真っ直ぐ圭太を見つめていた。

「察しの通りさ。圭太。」

優馬はサラリと言った。

「なんで教えてくれたの?」

圭太は優馬がなんでもないようにパソコン部の秘密のことを教えてくれたことに心底驚いた。
…と同時に後ろめたく感じた。
そう、圭太は優馬を裏切った。

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