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プリンセスを護衛

第10章 壊れた関係

一方…

「お嬢様、あれでよかったんですか?」

結木が聞く。

「いいのよ。」

「本当に?」

「いいって言ってるでしょっ!しつこいっ!!」

「失礼しました。ですが、護衛がいないとやはり…」

「新しく募集して。」

「…かしこまりました。」

結木はなんだか悲しそうな顔をしていた。

(何よ。私が悪者みたいじゃない)

美憂の部屋を出た結木は呟いた。

「優馬くんは良いと思ったのに。」



数日後…
新しい護衛がやって来た。

「はじめまして。香川陸(かがわりく)です。」

イケメンだった。

「よろしく。」

頬を赤らめて返事する美憂だった。

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