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プリンセスを護衛

第55章 ユウマクロース☆

演劇部のクリスマス公演は12月23日にあった。
つまり翌日、24日はクリスマスイヴ。

「明日はクリスマスイヴだね。」

俊に言われ優馬は頷いた。

「誰かにプレゼントしないの?」

「…するよ。」

「誰に?」

優馬は答えなかった。
俊には優馬が何を考えているか全く分からなかった。
彼は決して無口ではない。
だから余計に分からない。
クリスマスイヴの話でなぜいきなり口数が減ったのか。

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