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プリンセスを護衛

第55章 ユウマクロース☆

「あのさ、優馬怒ってる?」

「なんで?」

「いや、口数少ないなって。」

「別に。」

明らかにおかしい。
全く何が何だか分からない俊は先に帰ることにした。
俊が去った方向を見つめていた優馬は先ほどの表情とは売って変わって困ったように笑いながら呟いた。

「全く秘密にするのも苦労するよな。」

そう言って自分の家に帰った。
ある準備のために。

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