無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「じゃあ、君が護衛するお嬢様を連れてくるよ。」

やがてツーテールの髪をした可愛らしい女の子がやって来た。赤いチェックのリボン付きのブラウスに紺のVネックのベスト、リボンと同色のひだ付きのミニスカート。

「彼女は結木美憂（ゆうきみゆ）お嬢様だ。頼むね。」

すると美憂は、プイっとそっぽをむいた。

「あのさ、私１７歳なんだから護衛なんかいらないわ。」

「いや、近頃危ないからね。」

「こんな男の子に護衛されるなんか嫌ですもの。」

優馬はカッとした。

「こんな男だと！じゃあ、そうじゃないとこ見せてやろうじゃないかっ！」

優馬は、こうして超わがままなお嬢様、結木美憂の護衛となったのだった。