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プリンセスを護衛

第56章 美憂の抱えるもの

優馬はその後に何曲か弾くと美憂の手を引いて教室を出た。

「もう帰る?」

美憂は優馬の服の裾を掴んで離さない。

「家まで送ろうか?」

コクンと頷く。
まあ、あんなことがあった後だ。
1人では帰りたくないだろう。
優馬はバイクのうしろに美憂を乗せ、美憂の家まで送っていった。

「明日、迎えにくるから。良いな?絶対、1人で外を出歩くな。」

優馬はそう言うと結木が何か言うのも聞かずバイクに乗って自宅に帰った。

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