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プリンセスを護衛

第57章 優馬の危機

「多分、ショックだと思いますが。」

病院のある病室の前で結木は美憂に言った。
ますます訳が分からない。
その時、恐ろしい推測が頭に浮かんだ。

(いや、まさか。)

結木は美憂を促して病室に入った。 

「っ!」

ベットに横たわっていたのは優馬だった。
頭に包帯が巻かれ、酸素マスクをしていた。

「ちょ、ちょっと、な、何の冗談?」

美憂はそう言いながら冗談じゃないのは分かっていた。
でも、現実だと信じられない。

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