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プリンセスを護衛

第57章 優馬の危機

「意識がハッキリしているなら安心しましたよ。」

結木が声を掛ける。
優馬は微笑んだまま言った。

「すみません、寝させていただいても構いませんか?」

結木と美憂が頷くと優馬は静かに目を閉じた。
美憂は少し怖かった。
優馬がもう目覚め無いんじゃないかって。
あの笑顔がもう見れないじゃないかって。

「帰りましょう?」

美憂は結木に続いて病室を後にした。

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