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プリンセスを護衛

第57章 優馬の危機

「やっぱり人が襲ってきた。」

「成瀬、それ?」

俊の左手には包帯が巻いてあった。
体した傷では無さそうだが。

「ああ、何でもない。ただの切り傷。」

「成瀬…」

優馬は全部、理解した。
夜中の人のせいで俊が怪我したことも、徹夜で疲れきって居眠りしたことも。
何で俊はそこまでしてくれるのか。
彼はとても優しく、そして…

自分を大事にしない。

彼に無茶な行動が多いのはこの為である。

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