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プリンセスを護衛

第12章 長編 夏のキャンプは危険

「えっ?キャンプ?」

「そう。来ない?」

優馬を誘ったのは泉だった。
大学生の長い夏休み。優馬は何をしようと考えていたところだった。

「良いよ。メンバーは?」

「私、大地、成瀬くん、千葉くん」

「だけ?」

「だけ。」

「1人誘ってもいいか?」

「?。いいけど?」

「ありがとう。」


最近、美憂がおかしい。なんかいつもと違って大人しくて素直すぎる。笑顔もなんだか悲しそうだ。優馬がそこで思い付いたのがこのキャンプだった。お嬢を元気づけるのも護衛の役目だ。
しかし案の定、美憂は断った。

「嫌よ。キャンプなんて。」

その時、結木がやって来た。ワガママ孫娘に振りまわされてる紳士だ。

「行ってきたら良いじゃないですか。」

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