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プリンセスを護衛

第12章 長編 夏のキャンプは危険

「え?」

「たまにはのんびりもいいと思いますよ。」

「…、分かった。行くよ。」

こうして美憂を含めた5人でキャンプに行くことになった。
行先は泉と大地のいとこの家族が経営しているバンガローだった。

「泉姉ちゃん、大地っ!」

2人の従兄らしき人がかけてくる。

「っ!お前はっ!」

優馬を見て立ち止まった。優馬もハッとした。
前、美憂の護衛をしていた子だ。

「あっ、優馬さん、美憂さん、成瀬さん、紹介するよ。こちらは陸。俺と姉さんのいとこ。」

「ヨロシク!」

成瀬は元気そうに挨拶をしたが2人は黙っていた。

「どうしたの?」

大地が困惑していると陸が口を開いた。

「この前のことは水に流してくれない?」

するとクスッと美憂が笑って

「何のこと?」

と全く気にしてないことを示したのだった…。

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