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プリンセスを護衛

第60章 圭太と犯人

そう言いながら圭太の目からハラハラ涙が溢れた。
何分かした後、圭太はやっと笑った。
いつもの元気な笑顔。

この事件の真相は
優馬への復讐目的の相良が起こした犯行だった。
美憂を突飛ばしたり、学生を唆したのは美憂が危ないとなれば優馬が必ず動くからである。
犯行目的を誤魔化すことも出来る。
まさか大地に見破られたのは予想外だったらしい。

数日後、優馬は晴れて退院した。
優馬は思った。

(みんなが僕を守ってくれた。だから僕はみんなに全力で感謝を伝えよう。)

そう誓うと優馬は前を行く友人の肩に腕をまわした。
明るい笑い声が空に弾けた。

fin.

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