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プリンセスを護衛

第61章 2年生の物語

そこにいたのは俊也だった。

「俊也さん?」

「あの、ゴメンね水野くん。昨晩のこと。俺、時々夜おかしくなるんだ。」

「???」

「夢遊病ってやつなんだけどね、それで…」
 
「いいですよ。」

大樹は首を横に振った。

「未遂ですし。あなたにその気が無かった。それに…」

大樹は片目を瞑って言った。

「じいやさんの言いつけ守らなかった俺も非があるし。」

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