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プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

美憂は思い切り顔をしかめてみせた。
男はさすがにムッとしたのか腕を掴んできた。

「何なんですか?放して下さい!」

「いやいや。君にはウチで働いてもらう。」

「嫌って言ってるでしょ!放してよ!」

周りは日常茶飯事の光景なのか見て見ぬふりだ。

(優馬、何で来てくれないの?)

美憂は心の中で毒づいた。

(私の護衛じゃないの?)

美憂は必死で抵抗したが男の力には敵わない。
もうダメだと美憂は覚悟した。

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