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プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

「ごめんなさい。大地さん。」

美憂は涙を拭いて言った。

「すっごく怖かったから。さっき。」

「まあな。怖くない方がどうかしてるって。」

そう言って真顔になる。

「気を付けなきゃね。ああいうのには。」

「戻ります。」

「もう大丈夫なの?」

「いつまでもこうしてられませんよ。」

そりゃそうだ。と大地は笑って戻ろうかと腰をを浮かした。
その時だった。
大地の携帯が鳴った。

「優?どうしたんだろ?」

何か嫌な予感がする。

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