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プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

その頃

美憂は観光案内所の椅子に座っていた。

「大地さん、どうしたんだろ?」

大地の様子から何かマズイことが起こったのは容易に想像出来た。

「はぁ…。」

せっかくの花見が最悪だ。
その時、誰かに肩を掴まれた。

「おい、」

背筋が凍った。

「!!!」

「大丈夫だったか?ミュウ。」

「えっ?」

美憂の肩を優しく叩いていたのは美憂がよく知っている人物。
さっきあれ程、会いたいと願った人物。

「優馬?」

千葉優馬だ。

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