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プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

「優馬!何で危ない時に来てくれないのよ!大地さんがいなかったら私…」

「ああ。大体、分かってる。取り敢えず、ここ出るぞ。危ないから。」

その時、優馬の首に冷たいものが当たった。

「えっ?」

優馬の背中に冷たい汗が流れた。

「立て。」

男の声で言われ、フラフラと立ち上がる。
美憂は真っ青になる。

「ミュウ、行け!」

優馬は静かに、しかしキツい声で言った。
ミュウは躊躇う。 

「行けったら!」

優馬の声に後押しされるように美憂は観光案内所を飛び出した。

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