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プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

焦げ茶色の髪に鳶色の瞳を持つ、優しげな青年。
美憂も何度も会っている。

「夕人さん…」

三橋夕人。
関西にいるハズの彼がどうしてここに?

「ああ、春休みで1人旅してたんだ。それでついでに優馬の家、訪ねたんだけど居なくて。まあ、連絡してなかったからな…って、み、美憂ちゃん?どうしたの?」

美憂は夕人の手を掴んでいた。

「夕人さん!優馬を助けて!お願いします!」

夕人は何事かと訳の分からない状況に陥ったが、ただ事ではないのは美憂の様子で分かった。

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