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プリンセスを護衛

第2章 護衛vsお嬢様

「で、君のことは美憂姫様とでも呼びましょうか?」

「イヤ。」

「じゃあ、美憂お嬢様?」
「イヤ。」

「じゃあ美憂様?」

「イヤよ。呼び捨てでいいわよ。私もアンタのこと優馬って呼ぶから。」

「僕は、君より年上なんだけど。」

「格は私の方が上なんだから命令聞いてよ。」

僕はムッとした。

「僕は君の護衛であって、家来じゃねえ!」

「どこにでも一緒に来てくれるんじゃないの?」

「僕だって学校があるから土日だけだよ。聞いてなかったの?」

「えっ?社会人じゃないの?」

「学生だ。19歳。大学2年生。」

「へー。老けて見えた。」

「あのな…。まあいいや。それで美憂は高校生なのか。」

「この制服知らないわけ?」

自分の服をつまむ。

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